2015年5月

『あまから手帖』と宮脇綾子さん。(篆刻:あ)

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『あまから手帖』は関西ではよく知られた食の雑誌だと思う。創刊は1984年だから
雑誌としては老舗になる。京阪神エルマガジン社の発行で、初代編集長は重森守
さん。この編集レイアウトは私のいた会社がやり、巻頭の料理写真に添えた文章は
食などにまったく興味のない私が知った振りをして書いた。コピーライターは、そんな
ことを平気でする。それはさて置き、表紙を飾ったのは宮脇綾子さんのアプリケだ。

京都の伊勢丹で生誕110年の展覧会があったので、懐かしさで見に行ったのだが。
カミサンから「宮脇さんの作品を表紙に使ったのは、布好きのカミサンが読んでいた
家庭画報を私が見て、起用を提案した」と聞かされた。そんな経過は忘れていたが
お役に立てたのはうれしいこと。創刊号は「干しえび」だが、思ったより大作の実物を
拝見できた。どの作品も布への愛着とその布や柄を何とか生かしてあげられないかと
いう機知と工夫に富んでいて、とても素晴らしかった。「でも手仕事の部分はかなり
荒っぽいな」とつぶやいたら、カミサンは「次々にアイデアが出るから、細かい部分に
こだわっていられない」という。カミサンも布の細工をするから、なるほどなァと納得。

さて、重森さんも亡くなったあまから手帖の現在は、大人の愉しい食マガジンとして
クリエテ関西という会社の発行。私、食に関心はないけれど、頑張ってほしいです。

この木、なんの木?(篆刻:木で描く森)

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いただいた鉢植えのツバキをやっと地植えして全部で130本になったから、もうこれ
以上新しい木は植えず管理に専念しようと思うのだが。知人に「これ以上鉢で育てる
のは可哀想だから引き取って」と言われれば、植える地面がない訳でもないのだから、
また増えてしまうのが百野草荘で。先日も小さな白い花が丸く咲いた鉢をいただいた。

しかし名前が分からない。どんな性質の木か分からないと植える場所も決まらない。
山と渓谷社の『樹に咲く花』という図鑑はあるが、離弁花と合弁花に分かれていて、
3刊で1000ページもを探すのはもどかしい。こんな時私が助けてもらうのはインター
ネットの「このきなんのき掲示板」。「この掲示板では木の名前の鑑定を行っています。
撮影場所や鑑定依頼の理由を具体的に書いて投稿して下さい。葉の写真があると
より確実です。樹木初心者の方や、我こそは回答を!という方も大歓迎です。」とあり、
写真と依頼文を投稿すると、誰かが回答を投稿してくれる。今回も園芸種と思ったが
日本固有種でガマズミの仲間「ハクサンボク」という返事がすぐにあった。名前が分か
ればさらに検索するか、山渓を見るかが出来る。石川・岐阜県境の白山に産すると
誤認されたらしく、横浜市金沢区に自生で生育とあった。石川はカミサンの出身地、
金沢区は新婚時代に住んだ地だから、何やら因縁めいた木をいただいたことになる。

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