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酔うように、生きて。(篆刻:酔生)

酔生

新聞で週刊誌の広告を見て、驚いた。え、池田晶子さんが死んだ?
検索したら、3月2日に訃報があって、2月23日に腎臓がんで亡くなっていた。
私が彼女の『人生のほんとう』を読んだのは、去年。2006年4月のあとがきには、
04年4月から05年12月までの「人生を考える」という講演6回をまとめたとある。
常識、社会、年齢、宗教、魂、存在のテーマで人生とは何かを語ってくれている。

帯には「大事なことを正しく考えれば、惑わされない、迷わない。」とある。
『現在に死は存在していないわけです。生きているわけです。でも死が存在して
いないのだから、じつは生も存在していない。生でも死でもなく、ただ存在して
いるのだ、ということになってしまいます。絶対的現在ということに本当に
徹底すれば、過去の後悔、未来の憂いということがなくなるのでしょう。』

そして最後は、『私自身は、なんで在るんだかわからないこの奇跡的な存在、
つまり人生を可能な限り深く味わってみたいという気持ちを持っていますが、
これをまた裏返すと、そんなに気張らなくてもいいのかなとも言えるわけです。(笑)
べつにいいのかな、なんでも。なんでも同じじゃないか・・・・・・まあ、面白いですね、
人生があるということは。』で終わる。篆刻は「酔生」。当然、次は「夢死」です。

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manamiの日記 - 池田晶子 (2007年3月10日 02:37)

池田晶子池田 晶子(いけだ あきこ、1960年 - 2007年2月23日)は、日本の文筆家。東京都出身。慶應義塾大学文学部哲学科卒業。来歴・人物埴谷雄高との交流をきっかけに活動を始める。処女単行本『最後からひとりめの読者による埴谷雄高論』(1987年)を上 続きを読む

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