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生きもの

テンテン、という猫。(篆刻:点)

点
猫の肉球と爪で「点」という字を書いてみた。猫のテンテンは、白い体に点々と
濃い灰色があるからだが、きょうの夕方、私とカミサンが見守るなかで亡くなった。

15年ほど前、カミサンが犬の散歩で小さな紙袋を拾った。中に生まれたばかり、
目も開かない猫がいた。大きさは百円ライターほど。獣医にミルクをもらってきて
スポイトで飲ませた。目が開いた時、ミルクをやっていたのが私だったから、私を
親だと思っていた。数年前まで、私の耳を吸ったから、耳たぶがカサカサになった。

テンテンは、自分が猫だと思っていない、自分は特別だと思っているようで、他の
猫に馴染まなかったし、お客さんにもなつかなかった。毛が印泥に入るので
仕事場に猫は入れなかったが、テンテンは許した。奈良から逗子へ越した時も、
テンテンと犬のトノは連れていった。狭いマンション暮らしがストレスになったようで、
毛を歯でむしった。リードをつけて公園を散歩させたが、ダメだった。奈良に帰っても
直らず、舐めて肌が赤く見えるほどになった。老衰で体力が落ちてからは、それも
出来ず、死んだ時は元のきれいな毛並みでいたのが、せめてもの救いだった。

仏壇の前に置いて、カミサンと般若心経をあげ始めたが、ふたりとも出だしで
息を詰まらせてしまった。明日の朝、仕事場の窓から見える場所に埋める。

コメント(4)

TITLE:
人間が、
自分は何者かを分かった気分に
なって自己縛りの人生を生きるより、
己を猫だと自覚せずに自由に生きたテンテンは
羨ましい生き方であったような気もしますネ。
合掌!

TITLE: 同感
私も、時々ふっと自分が犬猫と変らないのでは、と思います。

TITLE: 来世では
自分のことを人間だと思っていたテンテン君は来世では人間に生まれ変わるかも知れませんね。名前がテンテンとは中国風なので中国に生まれるかも。間違ってパンダに生まれ変わったら本人もショックでしょう。

TITLE:
テンテンは処○のままでしたので、テンテン嬢、いや高齢でしたからテンテンの局とか。
しかし、パンダに生まれても自分が人間だと思うと、チョットややこしいですね。

※このコメントを何度打っても不正とかスパムとかで送れませんでした。
自分のブログへコメントが何で?と思ったら、処○がひっかかったようで、伏字にします。

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