2011年2月

グーグルは、回る。(篆刻:回)

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以前、映画「ウォンテッド」が中島敦の『名人伝』を下敷きにしていると、ここで書いた。
主人公ウェスリーは、職場で過食症の女上司にいびられ、恋人を寝取られるダメ男
だが、彼が自分の存在を確かめる手段が、グーグルで自分の名を検索すること。
しかし結果はいつも該当項目ゼロ。それでも彼は暗殺の達人に成長するのだが。

そのグーグルで検索すると、「篆刻」は595万件。私の楽篆堂・篆刻通販サイトは、
2月の18?24日、9位を保った。ヤフーでも毎日10位だったから、最近やっと
本気で内容・コンテンツの充実に努めた成果が出たのではとよろこんでいる。
検索で上位10位に表示されなければWEB上に存在しないも同じという厳しい
世界だから、慢心することなく、より一層篆刻を身近に感じて愛用してもらえるよう
工夫を凝らしていきたい。文字が生まれた時の物語を、現代の篆刻という形で
伝えていきたいから。と、真面目な話ばかりでは退屈でしょうから、最近の話を。

ケータイを持たず、パソコンにも無縁のある女性が、こう言った。「グルグルってのが
あるでしょ。それが車の通れないとこには自転車で入って、カメラをグルグル回して
撮るから、外に洗濯物も干せないそうよ!」 目が回ったけれど笑っては失礼だから、
「それグーグルのことですよね」と静かに答えた。篆刻は「回」で、水の回流する姿。

メールに、はんこ。(篆刻:田中)

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パソコンつながりの話になるけれど。私はケータイでメールはしない。一応念のため
アドレスを持ってはいるけれど。パソコンのメールで充分というか、それで精一杯。
パソコンのメールでは、多くの場合宛名を書き、最後に「田中快旺」と名前を入れる。
「楽篆堂:田中快旺」と書くことも多い。その篆刻作家である楽篆堂の名前のそばに
篆刻の印影がないのは、何だか物足りない、片手落ちのような気がしていた。

篆刻作家の私がそうしていないのだから、来たメールの名前に篆刻の印影など見た
ことがない。Windowsの文書作成ソフトWordで手紙を書くとき、たまに「快」の篆刻の
画像を入れることはあったけれど。メールに写真を添付することはあっても、メールの
文章の途中に画像をはさむなどという発想すらなかった。しかし、改めてメールソフト
Outlook Expressをみれば、文章に画像を挿入することはできる。だから名前と住所の
間に印影の画像を入れることもできる。上の篆刻は「田の中に中がある、田中」だが、
これを入れたメールを数人に送ってみた。反応は「思ってもみなかったが、面白い!」

さあ、次はネーミング。石を彫る篆刻ではなく、メール用の篆刻風デザインのはんこの
画像だから《メルはん》と命名。ひと文字を基本として、楽篆堂の通販HPで新発売を
開始した。興味のある方は、メールのサンプルも見られるwww.lucktendo.co.jpでどうぞ。

パソコンで、修行。(篆刻:修)

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「ゆうちょ銀行」にコメントをいただいたのに、こちらに通知が来ず、失礼しました。
設定を変えていないのに、「通知しない」に変わっていました。別ブログGOOの
《百野草荘・花鳥風月》は、コメントの返事を書くのに他の人からのコメントと同じに
暗証数字を入れて送り、コメント管理に入り自分で承認しないと表示されない。なぜ
こんな無駄な作業をしなければならないか、問合せても返事も改善も無いままだ。

ブログに限らず、パソコンにはイライラさせられることばかり。朝立ち上げてメールと
ネットにつなぐのだが、最初は普通に動作していても、突然マウスもキーボードも
無反応になる。文字も打てない。どうもウイルスバスター(クラウド)が邪魔している
らしいのだが、確証がない。不要な常駐プログラムを削除する方法もあるらしいが、
どれが不要か不可欠かなんて素人には分からない。はてさて、こうなったら・・・

パソコンの不調、気まぐれ、ストライキも、「また始まりましたね」と受け流すしかない。
これは我慢というより修行なのだ。合気道の藤平光一師は、「腹を立てるべからず、
(中略)特に私事に腹を立てるべからず、もし怒るべき時は天地、国家の正義の為に
怒るべく、臍下の一点に気をこらして全身にて怒るべし」とおっしゃる。篆刻は「修」で、
みそぎで清めること。机上でパソコン相手に修行ができる、素晴らしい世の中ですな。

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