2011年11月

遊びの、跡。(篆刻:遊)

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長男の遊が鈴鹿のバイクレースで逝ったのは1999年12月5日だったから、1ヶ月
足らずで満12年になる。この27日にはバイク仲間や友人に来ていただいて、身内
だけの十三回忌を予定している。これを機にと、遊の部屋を思い切って片づけた。
あれこれと4日ほどかかったが、28年に満たないとはいえ男の一生の足跡だから。

残したものは、レースのトロフィー、表彰台の写真が載ったバイク雑誌、額に入れた
走行中の写真、そして事故車から外したエンジンなど、バイク関係が多いのだが。
カミサンが作った"U"の刺繍つきの服を着たキューピー、幼稚園の頃に履いていた
キッカーズ、高校でうかった剣道初段の免状、バイク事故で足にギブスをはめながら
一人で押したり引いたりで2階へ上げたソファベッドなども捨てる訳にはいかない。

遊という名前は、好きな漢字ひと文字、かつアルファベットにあるというルールだった。
「遊びをせむとや生まれけむ」からだが、こんなに名が体を表わすとは思わなかった。
子どもの頃から遊びの才能だけは人一倍。名刺も「デザイナー/ライダー」だったから
バイクだけに集中していたと思いきや、サーフボードが4枚、スキーセット、エレキと
アンプなどなど。篆刻は、70点の遊づくしのひとつで、波乗りするような「遊」だが。
遊をよく知るNH氏からの色紙には、「遊具みな 枯れ野に残し ゆきにけり」の句が。

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