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環境

生き延びた、子どもたち。(篆刻:少年志気)

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朝食の最中に、いきなり「閉経」とか「セックスレス」の話が始まるNHKには面喰う。
どうも最近のNHKは変なのだが、それでも「クローズアップ現代」は、毎回ほとんどが
優れた内容だ。先日の「大津波を生き抜いた子どもたち」は30分の感動巨編だった。

あの3月11日、海から1キロほどにある釜石小学校の生徒180余人、その全員が
地震から30分後、15メートルの津波に襲われながら生き残った。糖尿で目の見え
ない祖母を連れて逃げた子がいる。義足の子は、友だちに命をあずけた。そうして、
すべての子どもたちは生き延びた。みんなはすでに下校していたが、外で働く親は
子を信頼して、探しに行かなかった。子も親の無事を信じて、自らの判断で行動した。

学校は常日頃から地震と津波には、とにかく高台に逃げることを教えていたという。
相手は自然だ、人が作ったハザードマップを過信するな。そんな教育が固定観念を
持たない子どものピュアな判断につながった。まずひとり一人がちゃんと生きること。
それがお互いの信頼の基本になる。結果として、守りあうことにつながるということだ。

今日の朝刊には、石巻市立の小学校で全校児童の7割が死亡・行方不明になった
ことを人災だったと謝罪した記事があった。子どもを生かすのも殺すのも大人なのだ。
篆刻は旧作「少年志気」。少年の志気を大人が妨げてはいないか。伸ばしているか。

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