2012年4月

タイムドメインを、訪れる。(篆刻:音)

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mk君と学研都市のタイムドメイン社を訪ねて、由井啓之社長にお会いしたのは、
木津・井手町の地蔵院でしだれ桜を見た帰り道だった。音楽にもサウンドにも特に
興味のない私がタイムドメインlightを買うことになったのはmk君のおかげだが。
ドアを入ってすぐの試聴コーナーにはシャギーカーペットの上に、Yoshii9やlight、
miniが無造作に置かれている。そこで這いつくばってiPhonやiPadパソコンに
つなぎながら音自慢をする由井さんは、75歳だが子どものように純粋な人だった。

iPhonやiPadの音質が上がってきて、さらにYouTubeというフリー・コンテンツが
ある。音質と音源がやっとタイムドメインのスピーカーに追いついてきたという話も
素直に納得したが。もっと驚いたのは通称エノキダケというマイクのこと。1個25円
×2のマイクにケーブルを直付けしただけのもので、30年ほど前に由井さんが作った。
これがどれほど良い音かはYouTubeの「エノキダケマイク」でいろいろと確認できる。

さて、篆刻は「音」。去年6月の「音」をより字源に忠実に改造してみた。「言」は神へ
の祝祷を入れる器(サイ)と、偽りがあれば神罰を受ける意味の辛。それに神が
反応してサイが自鳴することが「音」。訪れとは、この「音づれ」が語源だという。
由井さんへの感謝の心を込めて彫ったものなので、小さな額に入れて差し上げた。

救いの、桜。(篆刻:なじょにかすっぺ)

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三游会は、篆刻の楽篆堂とカミサンが主宰する「野の花と遊ぶ、花の会」の共同展。
篆刻の方はアルミフレームのビスが届いてひと安心だったが。花の方はそれどころ
ではない。余りの寒さに、花のメインになる大壺用の桜が堅く小さな蕾のままだった。
案内ハガキの写真も青竹に桜だから、来られる方も桜に期待されているだろうに・・・

自称「百野草(ものぐさ)荘」の我が庭には、染井吉野から実生の山桜まで12本ある
のだが。ワラにもすがるような思いで毎日見上げたのは、早咲きの伊豆・河津桜。
その祈りが通じたのか、搬入・活込みの前日に2、3輪が開花した。庭の大壺に
切った枝を挿して翌朝運ぶ段取りだったが。朝見て驚いた。咲いた桜に霜が降りて、
真っ白。最悪、違う枝を切って活け替える覚悟で会場に運んだ。ありがたいことに、
その日は晴れて暖かかったので、活け終えて帰る時には、開いた花は生き返り、
他の蕾も開きはじめていた。翌初日は1分咲きになり、中日は3分、最終日は5分
咲きと絵に描いたような展開。氷室神社の奈良一番桜さえ咲いていないのだから。

百野草荘のご神木にしたいくらいの河津桜はカミサンがスーパーの花屋で買った苗。
カミサンは心からの感謝を込めて陸前高田の「桜ライン311」に募金を送った。篆刻は
今回出品した東北復興の合言葉「なじょにかすっぺ」。なじょにかすっぺで、桜も咲く!

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