2014年2月

騙された、父。(篆刻:騙)

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雪のバレンタインデーだから、コタツに入って美味しい義理チョコをいただきながら、
CDを聴いた。例の佐村河内守:交響曲第1番《HIROSHIMA》です。去年の8月の
誕生日プレゼントで、息子からもらったもの。すぐにパソコンで聴こうとしたのだが、
PCが取り込むには80分はあまりに長すぎたのか、途中でおかしくなったので止めた
ままだった。クラシック音楽に興味のない私が聴いてみようなどと思ったのは、NHKの
番組をちょっと見たからで、全聾だけれど絶対音感で作曲したということに興味をそそ
られたのは事実。影の作曲者が名乗り出たり、全聾が嘘とか、いやいや3年前から
少し聞こえるようになったなどのニュースはご承知の通りだが。改めて聴いてみた
感想は、佐村河内だろうが誰だろうが、こんなもったいぶった、大げさな音楽には
付き合っていられないと30分も我慢できなかった。問題が起きた直後販売停止で、
通販サイトでも売り切れ状態だから希少品ではあるけれど、捨てる訳にもいかない。

それにしてもNHKは美談をつくるのがお好きですね。少女を天才書道家に仕立て
上げたのは記憶に新しい。健常者でないから、その努力、精進には敬意を表するが、
「〇〇〇〇の」という枕言葉がなければフツーの書ではないか。くだらないCMで
番組の流れをズタズタにする民放よりはずっとマシだが、眉に唾つけて見なくっちゃ。

三和土と書いて、タタキ。(写真:土間)

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この写真は、我が家の土間。三和土と書いて、タタキと読む。土と石灰、にがりの
3つを練って、叩き固めたものだが、大正6、7年にこの家が移築された時のまま
だろうから、もう百年近い。土が削れて石の部分が浮いてきたのか、何とも奇妙な
模様になっている。たまに来るお客さんはうれしがるが、毎日この上を歩く我々には
厄介なもの。梅雨には湿気を吸って、滑ることもある。この町内で昔の土間が残る
のは我が家だけだから残したいのだが、転んで骨でも折ったらシャレにならない。

建築家の友人に桜の輪切りを敷き詰めたらとかの相談もしたが、乾燥で段差になる
木など論外、タイルも敷石も危険。味気ないけれど、コンクリートを平らに打つのが
ベストとのこと。それならば隣りが左官屋さんだから、話は早い。屋内のことだから
凍てつくこともないだろうと、まず玄関から。大事な場所だからと、夜中の2時まで
何回もコテで押さえてくれた。おかげで2日後の篆刻一日教室のお客さんたちは
出来たてのピカピカを歩き初め。第2期は風呂とトイレの前で離れにつながる土間。
猫のサバが足跡をつけたが、そのために2回コテ当てが増えて、きれいになった。

最後は、いちばん広い台所を3日にやる予定。しかし、人の足とは不思議なもので、
凸凹があった時は普通に歩けていたのに、平らになると変な違和感があるのです。

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