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マクドナルドの、マとハ。(写真:マクドナルド・看板)

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最近では見ることがなくなったマクドナルドのこの看板。いわゆる頭揃えにはなって
いない。20代後半、グレイ大広で棚ぼた式にマクドナルドのディレクターになったが、
ハンバーガーの無料券からCM、CIまでの何でも係。看板のデザインを統一すると
いう時、デザイナーのIさんが「マとハを揃えると読みにくいからズラしたい」と言う。
確かにそうだったから、藤田社長に説明して、この形に決定した。それから40年。

Iさんはデザイナーをやめ、奥さんの実家であるプロパン会社に転職した。専務から
相談役になったが、「社内のリフォーム事業部とは別に、新築もできる会社をつくる。
会社のロゴタイプは篆刻にしたいし、コンセプトなども手伝ってほしい」という依頼が
あった。社名は「古今」で、「古きモノ・コトを生かしながら、住まい手の想いを付加して
新しい今に変えていく会社」にしたい、という。そうであればコンセプトは「新しいのに、
懐かしい」。これは大丸神戸店で長く使ったストア・コンセプトだが、あえて提案した。
ロゴはCOCONがフランス語の繭(まゆ)で、住む人の想いを紡ぐ、やさしく包み込む
イメージだから漢字の古今を繭の形で囲んだ。4月半ばには法人登記も済んだ。

Iさんは70過ぎだから、この会社を経営者としての卒業制作だと考えているだろう。
私も広告から篆刻へと軸足を移しているがこんな形でお手伝いできたことがうれしい。

※つい先日、JR九州のななつ星のデザイン・コンセプトも「懐かしい。新しい。」だと
知りました。これは普遍のコンセプト、なのですね。

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