2015年8月

ハスが、咲いた!(篆刻:蓮)

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♪バラが咲いた♪みたいになったが、今年ほどハスの開花が気になったことはない。

桜の頃に、鉢の中で渦を巻いた古い根を処分して、いちばん元気な芽がある蓮根を
3節ほど新しい土に植えた。これが結構な力仕事。まあまあ順調に育って、花芽が
ひとつ出た頃に、一日に何回水をやっても土が見えてくる。すさまじい暑さのせいだと
思ったのだが。大きな葉の周囲が枯れて、やっと鉢の下の方にある木の栓が腐って、
水漏れしているのに気がついた。栓は中にあるので、新しい栓を外から叩き込んで、
水漏れは止まったが、花芽はカラカラに干からびてしまった。今年は花が見られないと
諦めながらも、毎日花芽が出ないかと根元を調べた。新しい葉が何枚も大きくなった
ので枯れた葉を切ったが、大きな葉のかげで花芽が1本育っているのを見逃していた。

それからは毎日、大きな葉が水を蒸散するので水を足して、ツボミの成長を見守った。
昨日、大きくふくらんだツボミの下の小さなガクがゆるんだので、開花が間近と知った。
そして、今朝の雨の中で、少し首を傾けながら、花の上がわずかに開いて、中の蜂巣が
見えた。いま現在、雨は止んだが陽は差していないから、大きく開くのは明朝になりそう。

明日、私は満69歳。お盆には間に合わなかったが、誕生日に咲いてくれることに感謝。
開いては閉じて、3日ほど咲き続けてくれるハスの生命力に心からの敬意を表したい。

 

里山の、死。(篆刻:枯)

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この奈良市東部山間でもナラ枯れが拡がっている。縁側から見える向かいの雑木林
でも、枯れ木が目立つ。植林したスギ、ヒノキの山は緑だから、その落差が痛々しい。

ナラ枯れはナラ、カシ、シイなどがカシノナガキクイムシ(カシナガ)の運ぶ病原菌により
次々に枯れること。このブログで「楢が枯れる。」と書いたのは2年前、春日原始林で
被害が確認されて県と市が対策に乗り出した頃なのだが。去年は生駒市でナラ枯れに
関連するとみられる危険なキノコ・カエンタケも発生し、いま京都の県境に近いここまで
北上、拡大した。対策は成功していないし、後手に回っているのは明らかなのだが。
対策といっても薬剤の注入・塗布、枯れ死木の伐採処理などで対症療法だし、肝心の
原因は分からない。里山林を薪炭にしなくなったのでカシナガの好む大径木が増えた
という説もあるし、カモシカしか行かない山地でもナラ枯れはあると論争が続いている。

この25軒ほどの町内で薪で風呂を焚く家は1軒だけ。それも里山林のナラ、クヌギなど
ではなくスギ、ヒノキの植林山の間伐材を使っている。植林山を間伐しているのはマシな
方で、放置した山がほとんどではないか。実に残念なことだが、里山などはとっくの昔に
死んでいる。向かいの山にナラ枯れがある、目の前の棚田の中にも耕作放棄した草むら
がある。それがあるがままの姿だと思わなければ仕方ない。すごく残念ではあるけれど。

 

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