2019年9月

「天からの、贈りもの。」⑬手力男の、マークを。(画像:手力男)

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NPO法人「手力男(タヂカラオ)」の設立準備委員会を立ち上げてすぐ、マークを
思いついた。怪力の神様・天手力男命(アメノタヂカラオノミコト)にちなんで、丸の
中に力こぶを3つ巴にして、手力男3文字を上から時計逆回りに入れることにした。

基本の形は決まって、大阪の知り合いのデザイナーにフィニッシュを頼んだのだが、
どうもしっくりこない。東京のHILLS(ヒルズ)というデザイン会社は、依岡昭三氏と
私が、1984年に設立したもので、私が辞めてからも、パナソニックといい仕事を
続けている。ズームなど松下系のプロダクションが消えたいまも、頑張っているのは
ほとんど奇跡に近い。カメラの森善之さんがヒルズを紹介してほしいというので、京都の
オフィスに一緒に行って、手力男とマークの話をする。社長の堤本勝久さんが、快く
引き受けてくれた。ギャラは、狭川のこの秋の新米30キロだから、出血大サービス
だが、都会人の彼らは大よろこび。ほどなく、どこに出しても胸を張れるマークが届いた。

担当の女性デザイナーが頑張ってくれたから、彼女にも別に新米5キロを送る約束を
した。力こぶ3つは、手力男と神社と自治会とかに決める必要はない。手力男とふじい
忠一さんと狭川とか、狭川と奈良市東部と奈良市全体とか、とにかく狭川を元気にする
ために、そのつど、目的に応じて力を合わせる、協力するというシンボルなのだから。

「天からの、贈りもの。」⑫幼稚園を、断念。(篆刻:断)

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出張所を通じて奈良市長宛てに旧幼稚園を貸してほしいという要望書を出したのは
4月の16日だったが。市の教育委員会から1回説明を受けたままで、日が過ぎて
いった。返事が来たのは、約2ヵ月後の6月14日。出張所長の話は、こうだった。

狭川の幼稚園は大柳生に統合されてからも、地主に地代を払っている。もし、市が
手力男に幼稚園を貸す、または無償譲渡の契約を結べば、同時に市は地主に土地を
現状復帰して返却し、手力男と地主の再契約になる。その場合は、入り組んだ数人の
地主によって測量が必要で、負担は地主になる。市も、幼稚園のプールや進入路の
フェンスを撤去しなければならない。要するに、手力男のために市や地主は新たな
出費を迫られることになる。はっきりと言わないまでも、幼稚園を使ってもらうと、
困ったことになる、ということだ。そんな話で2ヵ月待たされるなんて、と思ったが。

旧農協の倉庫に巨木アートを仮置きして以来、坂の上の幼稚園より県道沿いのここの
方がいい、という声は日に日に多くなっている。幼稚園の要望を取り下げることにする。
旧農協の広い倉庫を「ふじい忠一記念館」にする、と決める。農協は、土地建物は貸さ
ない、売却すると一貫している。手力男が購入するとしたら価格はいくらかと交渉を
始める。すると農協も手力男以外の希望者を募りはじめた。他に欲しい人はいるのか。

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