鋳造印のつくり方
鋳造印のつくり方。
◎鋳物体験…「古印をつくろう」 参加レポート
①鋳型(印面)の制作
鋳型は、印面と持ち手のふたつあります。
まず印面の鋳型を細かな粒子の粘土を
焼いた陶版で作ります。
あらかじめ陶板いっぱいに太い線が
スタンプで押されていますが、
それが持ち手の部分の鋳型の位置で、
印の枠や文字はその内側になります。
枠は有っても無くてもいいのですが、
今回は初めてなので枠有にしました。
枠と印の文字を鉛筆で下書きします。
②鋳造(印の鋳物)
錫の入ったお玉を金具に乗せて、
安定させてから錫を一気に流し、
あふれる寸前で止めます。
ネジをはずすと、
印面の陶板はすぐ外れますが、
シリコンの中はまだ熱く、
密着しているので、穴から押し出して、
水につけて冷やします。
この「鋳物体験…「古印をつくろう」は、2020年10月3日、京都の泉屋博古館で開催されたワークショップの参加レポートです。
講師は、福岡県「芦屋釜の里」の樋口陽介氏、新郷英弘氏と泉屋博古館の方々。楽しく貴重な体験をさせていただきました。
ありがとうございました。