篆刻(印)を使う楽しさ

書や絵の落款として

書や絵の落款として

篆刻(遊印、雅印)は、写真のように水墨画や書、絵画などに(署名に添えて)押して、作品の完成とする「落款」用とされることも多いのですが、自分だけの印を持ち、それを使う楽しみはもっと気軽で自由なものです。

ハガキに押す

ハガキに押す

ハガキは手書きだけでなく、パソコンで、印刷でとさまざまですが、小さな空間に赤い印がひとつ加わるだけで、その人ならではの世界に一変します。体温が伝わるコミュニケーションです。

手紙の便箋に押す

手紙の便箋に押す

手紙も若い方は横書きが多くなりましたが、便箋の和風洋風を問わず、最後のお名前に赤い印が添えられていると、この方は心を込めて書いてくださった、そんな印象が深まります。

封筒の封印にする

封筒の封印にする

便箋を封筒に入れて、封をする。そこに封緘として印を押すのも、伝えたい気持ちを詰め込んだという証しになります。
そもそも古代文明での印の起源は、この封印からです。

カードに押す

カードに押す

若い方たちは篆刻をスタンプのようにカジュアルに使うのが上手です。結婚間近のおふたりからは、銀と金のカラースタンプで。
人生の晴れの舞台の高揚が伝わってきました。

カードに押す

結婚したおふたりからの写真には、ふたつの印がブルーとピンクのカラースタンプでハート型(切手も)に押されていました。
いろいろな組合せが出来るようにと考えたのですが、この押し方はサプライズでした。

シールにする

シールにする

封筒の封に、小さくちぎった和紙や洋紙に印を押して、シールにするのも趣きがあります。
信書の秘密を守るために蝋(ろう)などで封をして印を押した、懐かしい心の新しい楽しみ方です。

メールにも、篆刻を

メールにも、篆刻を

ここまではお便りやカードに押す篆刻の楽しさをご紹介しましたが、「手紙なんて書かない。もっぱら携帯やパソコンのメールばかり」という方も多いのでは。
そこでメールにも挿入できる篆刻風画像《メルはん》をご紹介。
篆刻のご注文では石に彫ってお渡ししますが、これは石無しで画像を制作して、メールでお送りするものです。詳しくは《メルはん》をご覧ください。

もっと自由に、楽しんで

自分だけの篆刻は、自分だけのシンボルです。暮らしやコミュニケーションで、自由に気軽に使っていただけたら、作者としてこんなにうれしいことはありません。

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