墨や水彩でモノクロ調の絵を描かれるプロの絵描きさんから、
挿絵のお仕事が決まったのを機に雅印を、というご依頼。
「目をだ円に」など、かなり具体的なご希望をお聞きしました。
届いた篆刻への感想をお寄せくださったので、全文をご紹介します。
・・・「今、とてもとても、感激しております。
毎日毎日、ワクワクしながら待ちわびていた篆刻が、本日届きました！
封筒を開けた時、墨の香りで、もう感動してしまって…
そして、先生直筆の為書きを読んだら、私は、号泣するしかありませんでした。
神様から名前を与えられたような気持ちです。
両親から「直」という名前をつけて貰ったことと、この人生で絵を描く道に進んだことが、
線で繋がったような、神秘的な感動です。
先生が創作してくださった「直」の篆刻は、なんとも粋で、愛嬌のあるデザインと感じ入りました。
目 のところは、まさに瞳そのもの！
そして、十 のところは、両手を広げて天を仰いでいるような、踊っている女性のようにも見えます！
(私の絵のテーマと、シンクロしているのです！)
私の目指すもの、目指す生き方を田中先生は、あの短い電話で、瞬時に直感されたのでしょうか。
この篆刻を受け取って、私は、じぶんの名前を愛おしく感じています。
赤い、まあるい巾着の小袋と、香袋も、とても素敵です！
なんて愛らしいのでしょう。美しい糸の丁寧な縫目から、奥様のお人柄を感じます。
今、私は、名前をつけて貰ったばかりの赤ちゃんみたいな気持ちです(笑)
そして…ちょっと覚醒したような気持ちです。
篆刻を作って頂いて、モノだけではなく、導きを与えられたような。
これは、とても素晴らしい体験です。
素敵な「直 」を創作してくださって、ありがとうございます。
心から、感謝申し上げます。」
・・・こちらこそ、ありがとうございました。
