私が大卒でコピーライターになった時、広告原稿の文字は写真植字(写植)になった 直後だったようだ。写植は活字印刷に代わって、印画紙に文字を焼きつける画期的 な新技術だったが、新聞印刷の世界でも活字から写植に切り替わる転換期…
2014年09月
5:赤勝て、白勝て。
「緩急(45?45ミリ)」 中国の篆刻作家は、あまり赤い印泥を使わない。国中に赤が氾濫しているのに、こと篆刻となると赤なんて子どもっぽいとか言って、茶、褐色を使う。日本では、やはり赤系が主流で、私も朱がかった「光明」か…
鈴虫が鳴いている、らしい。(篆刻:鈴)
孵化したばかりの無数のスズムシを虫カゴごといただいたのは7月のはじめだった。 残った親の死んだ体に比べたら体はアリのように小さくて、よく見えないのだが、息を 吹きかけると飛び散って、そこに穴ができるので、いたことが分かる…