2007年09月

草の、鹿対策。(篆刻:小鹿)

馬の話のすぐ後が鹿の話になってしまうが、他意はないのでお許しいただきたい。 奈良に30年も住めば、奈良公園の鹿は、もうすっかり当たり前の光景。 車で客を奈良まで迎えに行って、突然「わっ、鹿だ!鹿だ!」と叫ばれると、 何事…

月という、馬。(篆刻:月)

伊丹十三さんが何かの本で、床屋で眉を剃った男のキッパリしすぎる顔を 「馬から降りたばかりの鞍馬天狗」と表現して、言いえて妙と感心した覚えがある。 鞍馬天狗は、もちろんアラカンこと嵐寛十郎。その馬が白馬だったことを 知る方…

馬の、ちから。(篆刻:馬)

トレーラーの横に大きく《EL RANCHO GRANDE》の文字があって、「やっぱり」と 思った。そのトレーラーの中には、興奮した元競走馬がいて、降りるのを嫌がった。 犬塚弘扮する装蹄師の老人が近づくと、馬は静かになった…

懸かりながら、待つ。(篆刻:懸待)

今朝の日経を、1面からよく読んだ。参院選後、このブログでも、この総理の 言葉は信じられないと書いたが、辞任表明の言葉も意味も、軽く、空疎。しかも、 あと1週間後には新総理が決まるというのに、日本中で誰も予測できない、とい…

先より、後。(篆刻:後能応先)

先週の土曜日、久しぶりに柳生の正木坂道場に行った。市民だよりで、 柳生公民館の催し「柳生を学ぶ~柳生新陰流とは」を知った。その袋竹刀を、 お世話になった武道具店・柳生堂のおじいさんがご苦労の末に復活した話は 聞いていたし…

独りを、楽しむ。(篆刻:独楽)

大学の広告研究会のOB会を10月に予定していたけれど、幹事がガンになった。 今朝、また「もうひとりも」と聞いて、少しブルーになっている。が、本題に入ろう。 私が、広告代理店Dを辞めたのは、27年前の9月9日。34歳のとき…

生んで、育てる。(篆刻:愛育)

横浜から奈良に越してきて、かれこれ30年になる。住みはじめた頃は、 まあ、何と覇気のない町なのだろうと驚いたが。最近は、奈良はこのままでいい、 余計な開発などしないで、そっとそのままにしておいて欲しい、と思う。 京都のき…
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