梅雨の晴れ間。庭の刈りそこねた雑草をかき分け、クモの巣を払いながら、 メモ紙に正の字を書いていく。全部を足したら、109にもなって、どっと汗が出た。 ガクアジサイ、ヤマアジサイ、コアジサイ、七段花、アマチャ、柏葉アジサイ…
2007年06月
工夫は、普段から。(篆刻:工夫有平生)
このブログは、自由律俳句(季語と五七五にとらわれない)の巨匠であるK氏が、 時々覗いてくれているようだから、無分別の続きを。篆刻の「工夫有平生」は、 これまた非力で情けない大昔の作ですが、工夫は普段、日常に行うべし、とい…
別々で、見分けられない。(篆刻:無分別)
このブログは、おのれの恥を承知で世間にさらしているものなのだけれど。 前のダンボールコンポストの話で、「微生物の分解、発酵には水分が必要と 言われた」と、こともなげに書いた。実はこれ、私には大ショックだったのだ。 なぜな…
蛍を、そのままに。(篆刻:無為天成)
蛍の話をしたすぐ後に、新聞に『ホタルの放流「極力行わず」』の記事があった。 蛍の愛好家や研究者でつくる「全国ホタル研究会」。その6月の大会で、 指針が採択されたという。記事の最後には『会長は「蛍を増やせ増やせと 突っ走っ…
光で、浮世離れ。(篆刻:光彩陸離)
とうとう奈良も梅雨入りをした。この火曜日の夕方、空気が妙に湿っぽくて、 梅雨が近いことを感じたのだが。その夜、「蛍が乱舞して、幻想的!」という 電話をもらった。すぐに車で向かったのは、京都の県(?)境に近い広岡町。 橋か…
ペンタックスに、光を。(篆刻:光)
「誰かに持っていただくなら天皇陛下です。置くならダイヤモンドの真ん中に」と、 旭光学の専務は真顔で言った。世界初の完全自動露出一眼レフカメラ、アサヒ ペンタックスESの新発売広告。1971年(昭和46年)、コピー担当の私…
田の中の、私。(篆刻:田中)
環境関係の本を何冊か読んだ。その中で、いちばん面白かった本は、 『いちばん大事なこと-養老教授の環境論』だった。何回か、読み返した。 先日の日経新聞の環境特集では、同じような話を「エコの壁を直視しよう」、 「エコの壁を超…
環境の日の、机。(篆刻:明窓浄机)
安倍さんが背伸びして電球型蛍光灯を付けようとしている。奥さんが見上げる。 冬のオーバーを着ての写真に続いて、またもや臭い写真だなあ、と思ったが。 地球温暖化対策推進本部の2色刷り1ページ、「環境の日」の新聞広告だった。 …
からみ合う、忍冬。(篆刻:忍冬)
我が家の裏手、上の畑に通じる坂の横には、2本の大木があった。 1本は檜。直径30センチもあったが、もし倒れたら家が下敷きになってしまう。 製材所の友人に切って欲しいと頼んだら、よろこんで来てくれた。盛り塩をして、 何やら…