紫陽花を、グーぐる。(篆刻:紫陽花)

紫陽花
梅雨の晴れ間。庭の刈りそこねた雑草をかき分け、クモの巣を払いながら、 メモ紙に正の字を書いていく。全部を足したら、109にもなって、どっと汗が出た。 ガクアジサイ、ヤマアジサイ、コアジサイ、七段花、アマチャ、柏葉アジサイ等など。 こんなにアジサイばかり、100本以上も植えて、どうするんじゃい。カミサンの アジサイ好きには閉口するが。それにつけても、アジサイはなぜ「紫陽花」なのか。 以下、検索結果。漢字の紫陽花は、白楽天がある花を見せられて「紫陽花」と 詩に書いた。それを日本の平安時代の学者がアジサイに当てて、広まった。 アジはアツで集まること、サイは真藍(サアイ)で、青い花の集まり。万葉集では 味狭藍、安冶佐尉と書かれた。芭蕉の句は、「紫陽花や 藪を小庭の別座敷」。 学名のハイドランジアは、ギリシャ語の水と容器で、水を大量に吸うから等など。 だが、私が知りたいのは、崖や石垣に、なぜアジサイが自然生えするのか。 これを「アジサイ、自然生え」とぶつ切り単語で検索する限り、アジサイとビワの 実生の話だったりして、「アジサイの自然生え」は、どこまでも五里霧中。 文章で意図をくみ取ってくれる検索法「パワーセット」が実用化されるまでに、 我が家のアジサイは、200本くらいに増えてしまうのではないか。
ページ上部へ