宗教

我が身を、灯明に。(篆刻:燈明)

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映画が終わって、ほとんどの人が熱く拍手をしたけれど。私は、勇気ある監督を 讃えたかったが、提示された事実が重すぎて拍手できなかった。題名は「ルンタ」。 チベット人の焼身抗議の実相に迫るドキュメンタリー映画で、監督は池谷薫…

タモリに、教わる。(篆刻:春日)

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奈良の東向商店街は近鉄奈良駅から南に下っているのだが、それがなぜ東向きと いうのかをNHKの「ブラタモリ」で教えてもらった。通りの東側は昔の断層で生まれた 崖で、その上は興福寺。興福寺にお尻を向ける訳にはいかないから、店…

お地蔵さんを下ろす。(篆刻:地蔵)

お地蔵さんを下ろす。(篆刻:地蔵)サムネイル
我が西狭川町の北西の山の中に薬師堂という祠(ほこら)があり、ジョーセン地蔵が 祀られている。この地域の新西国三十三所のひとつで、ジョーセンとはお菓子の飴。 子どもの吹き出ものには「ありがたや薬師堂地蔵菩薩救いの誓いあらた…

3:お行儀ばかりが、良くっても。

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 「拈華微笑(50×50ミリ)」 お盆には少し早いけれど、篆刻は「拈華微笑(ねんげみしょう)」。釈迦が霊鷲山(りょうじゅせん)で説法した時、蓮の花を聴衆に拈(つま)んで示したら摩訶迦葉(まかかしょう)だけがそ…

祈る、暦。(篆刻:祈)

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瀬戸内寂聴さんの日めくり暦が終わった。あの高い声は苦手なのだが、遊が 亡くなった後はカミサンが説教CDで慰められたり勇気づけられたりした。その 日めくり暦が届いて、毎日説教くさいのは嫌だと思ったが、日々読み慣れてきて、 …

東へ、帰らず。(篆刻:不東)

久しぶりに薬師寺で般若心経の写経をした。この8月15日の終戦記念日に、 家で写経した1巻をまず納めて。それから、お写経道場でカミサンと孫も一緒に 2巻、これでちょうど100巻目。「薬師寺伽藍復興 写経勧進納経集印帳」は …

足るを、知る。(篆刻:知足)

以前、新聞で読んだときは、あまりの貧しさからの苦しまぎれかなと思ったが、 どうもそんな次元のことではないらしい。ブータンという国のGNPならぬGNHは、 グロス・ナショナル・ハピネス。国力を国民の幸福の総量で表す、という…

陽炎と、送り火。(篆刻:遊糸)

あまりの暑さに、そうそう「遊糸(ゆうし)」の篆刻があったと、取り出したのだけれど。 遊糸は陽炎(かげろう)のことで、糸遊(いとゆう)ともいうが、季語としては春。 なるほど、春の急に強くなった陽射しに暖冷の空気の流れから起…
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