武道

明るい篆刻。(篆刻:游心)

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遊が「親父の趣味は剣道も篆刻も屋根の下で暗い」と言ったことがあるが。その遊が 大きな空の下、広い鈴鹿サーキットで事故死したのだから、良かったのかどうなのか。 あの日から丸17年が、今日。晴れ男だった遊にふさわしく、今日も…

懸かりながら、待つ。(篆刻:懸待)

今朝の日経を、1面からよく読んだ。参院選後、このブログでも、この総理の 言葉は信じられないと書いたが、辞任表明の言葉も意味も、軽く、空疎。しかも、 あと1週間後には新総理が決まるというのに、日本中で誰も予測できない、とい…

先より、後。(篆刻:後能応先)

先週の土曜日、久しぶりに柳生の正木坂道場に行った。市民だよりで、 柳生公民館の催し「柳生を学ぶ~柳生新陰流とは」を知った。その袋竹刀を、 お世話になった武道具店・柳生堂のおじいさんがご苦労の末に復活した話は 聞いていたし…

要するに、腰。(篆刻:要領)

晴れて剣道部員となってから、すぐに夏休み。四国の高知に家族旅行した。 桂浜で竹刀を振りたかった。いや、正確には竹刀を振っている写真を撮りたかった。 駐車場で道着になって、坂本龍馬の銅像の前から、桂浜に下り立つ。 裸足で、…

いきなり、形から。(篆刻:形)

Dという広告代理店にいた頃、剣道部の練習場は5階の会議室(!?)だった。 剣道部のF君が、練習前、リノリウム(!?)の床を掃除していたので聞いてみた。 「あの映写室(!?)に吊ってある道着、着てみていい?」。臭かったけれ…

下半身に、難あり。(篆刻:上虚下実)

さて、剣道のなくなった土曜日にしたのは、畑づくりであった。この時期になると、 野菜の苗をいろいろいただくから、否が応でも畑らしきものを用意せざるをえない。 3月の初め、ミニ耕運機で土を起こして、石灰を撒いたまま放っておい…

気力の、出どころ。(篆刻:気力)

戸川幸夫の『高安犬物語』から、もうひとつ『土佐犬物語』という話。 土佐犬は、闘争精神の旺盛な土佐在来の日本犬に、セントバーナードなど 体力と忍耐力のある洋犬を交配したものという。剣道の道場主に育てられたキチは、 父母が横…

両方、忘れよう。(篆刻:両忘)

仲畑さんの有名なコピーに「好きだから、あげる。」というのがありましたね。 この「両忘(りょうぼう)」、篆刻として別に取り得もないけど、「好きだから、載せる」 上は密、下が疎、という構成の定石。字体だって、普通。 自分では…

守り、破り、離れる。(篆刻:守破離)

「守破離」は、しゅはりとも、しゅばりとも。武道で言われることが多いのだが、 お花でも、俳句でも、フラダンスでも、習い事は「守破離」だそうな。 まず先生の教えをただひたすらに守る。私の場合は、徐三庚先生の教えと おぼしきも…
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