きのう、徳島県美馬市で、流しソーメンの世界最長記録が樹立された、という。 100人がかり、竹200本、1,527メートル。ソーメンを流すのに、2時間50分を要した。 その頃、我が庭でも、ソーメン流しが全長6メートル、総勢…
2006年08月
巡りめぐって、節(ふし)だらけ。(篆刻:巡)
数えてみれば、プロダクションは、ハイエスト・ハイを入れて5社。代理店2社。 フリーは2回。自分に最適なクリエイティブの形を求めて、といえば聞こえはいいが。 あまりに多い紆余曲折、ワインディング・ロードだった。Aというプロ…
こんな自分だった、とは。(篆刻:自分)
漢字の成り立ちは面白い。文字自体、中国の皇帝が占いなどでの神との交信を 記録する道具だったから、庶民の暮らしや表情は見えない。が、現代の人や世の中が 忘れてしまった、神や自然への畏敬が生き生きと形になっている。そんなあれ…
神戸、ものよろこび。(篆刻:喜)
大学時代にコマソンを書いて、地方ラジオ局のコンテストで賞金をもらったりした。 それを入れれば、広告歴は40年に近い。ああ・・・。マクドナルド・ハンバーガーの 無料カードの1枚にも思い出はあるが、もっとも楽しかった広告と聞…
いつまでも、白いタオル。(篆刻:素)
遊は、金曜の夜、大丸神戸店のXマスセールの新聞広告の入稿を済ませて帰宅。 そして鈴鹿に向かった。掲載日が告別式。ゲラ刷りをお棺に入れた。年が明けて、 ハイエスト・ハイは、もうひとりでやって行こうと決めて、少ない社員にも辞…
そして、風になった。(篆刻:風)
遊は、大学には入ったが、3年になる前に「やめて広告をやりたい」と言い出した。 ちょうど企画書やコンテづくりにアシスタントが欲しかったので、手伝わせた。 ゲーム世代だから、マックも何とか自力で覚えた。広告制作会社ハイエスト…
遊ぶために、生まれた。(篆刻:遊)
もうひとつの命の話をしようと思う。 田中 遊。私が26歳で生まれた長男。外資系代理店にいた頃で、アルファベットに ある漢字のひと文字にした。ちなみに年子の弟は、映。住まいは、横浜の中区竹之丸。 近所には、ハーフの子もいた…
金内一郎の、命。(篆刻:命)
「一戸建てか、マンションか」が、いいコピーだと分かったのは、ずっと後のこと。 生意気盛りの若造には、「貯金は、赤い看板の三菱銀行」だって、フゥン、という感じ。 大事なボーナスキャンペーンをやらせてもらった。東京コピーライ…
本当の巧みには、術などない。(篆刻:大巧無巧術)
大学では広告研究会だった。勧誘を受ける前に入って、教室より部室の方が多かった。 のんびりしたもので、4年になってやっと就職を考えはじめた。久保田宣伝研究所 (現・宣伝会議)のコピーライター養成講座に通った。その日の講師は…
まさにこだわることも、無く。(篆刻:応無所住而生其心)
言葉の意味も知らず、むろん体得した訳もなく、ただ彫っただけを、もうひとつ。 「応無所住而生其心」は、「まさに住する所無くして、しかもその心を生ずべし」。 住むところが無く、実に困った、ではない。すべては空・無我であると説…