![201373171757.gif](/cwp/wp-content/uploads/old/blog/upload-images/201373171757.gif)
数えてみれば、プロダクションは、ハイエスト・ハイを入れて5社。代理店2社。
フリーは2回。自分に最適なクリエイティブの形を求めて、といえば聞こえはいいが。
あまりに多い紆余曲折、ワインディング・ロードだった。Aというプロダクションの頃、
代理店の若い人と飲みにいった小さなバー。マスターがマナーにうるさい。足を組んだ
膝がカウンターより上がるたびに注意される。隣と話すのに、体が横を向いてもだめ。
飲んだ気がしないので、店を出た。「客を客とも思ってないよな」と言ったら、すかさず
「田中さんもそうですよ」と言われた。昇龍が、ある日潜龍になる。土竜(もぐら)にもなる。
そんな私の周りの人間は、たまったものではない。死んだ遊も、同じ会社でハラハラの
連続だったと思う。まあ、遊とはお互い様なのだけれど。いまは、山里のSOHOで、
広告を続けさせてもらい、篆刻の注文を下さる方もいる。ストレスも無い。ありがたい。
篆刻は、今年の年賀状の「巡」。「なんとまあ、節(ふし)だらけなり、干支(えと)五巡」と
感慨を添えた。このブログは、「あ、満60歳の誕生日に、ちょうど60回になる」と
気づいて、書き続けた。きょうが、その日。書きながら、何度もカミサンに助けられたと、
いまさらながら思い知った。カミサンの名は、節子。「節だらけ」は、「節子だらけ」と
読んでいただいても構いません。ただただ感謝。引き続き、よろしく、ね。