
半分、広告。半分、篆刻。「半広半篆」といっても、まだまだ広告が主ななりわい。
広告も篆刻も、好きで続けていられるけど、その中にも嫌いなものがある。
広告では、ネーミングが大嫌い。篆刻では、彫りあがった印を押すことが面倒くさい。
この16日に迫った「三游会」の作品を1日がかりで押し終わって、裏打ちに出した。
さて、広告もちゃんとやらなきゃ、と取り掛かったのが、ネーミングの宿題。
ネーミングという作業には終わりがない、正解もない。だらだらと続く。
昼を食べ終わって、まぶたも重い。ウトウトしかかったところに、カミサンの声。
「ツバメの子が、巣から落ちて、それを猫がガブっとやって!!」
首がすこし曲がってはいるが、目には力がある。巣に戻そうと手を伸ばしたら、
他のヒナがいっせいに飛び立った。おーい、試験飛行なしで、ダイジョブか?
というのが、きのうの話。けさ、見れば、その首曲がりのヒナもいない。
7つの卵は、すべてかえって、何とか無事に巣立っていった、というご報告。
で、この印は「鳥」だけど、右上が欠けている。ツバメも巣から落ちるくらいだから、
石の印も手から落ちる。落ちて欠けても、味のうち。・・・で、ネーミングは、どうなのよ?
胸張って世に送りだせそうなのが、まだひとつもないのが現状。とり急ぎ、ご報告。