巣街化調整区域。(篆刻:巣)

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ツバメの生き残ったヒナが巣立って、ホッとした。また来られては、と古い巣を落とした
のだが。翌朝、別のツバメが梁の裏の3ヶ所で同時に土を運んで巣づくりをはじめた。

ヘビ、カラス、アライグマまで巣を襲ったのだから、ここは危険すぎる。もう死んだヒナは
見たくない。「巣街化調整区域」にして巣づくりを阻止することにした。まずCDを吊った
がダメ。「ヘビだぞー」とベルトを下げたが平気。視覚が駄目なら物理的に土が付かない
ようにサランラップを縁側と玄関の梁に貼ったら、効果があって諦めたのだが。翌朝、
梁のラップのない表で作業をはじめている。かくなる上はと厚いビニールのフィルムで
梁の裏表をくるむ。このツルツル作戦は成功に見えたが。また翌朝、縁側と玄関の間の
壁の上で巣をつくりはじめた。そこにもビニールを貼ったが、このイタチごっこを続ける訳
にもいかない。抜本的な方法はとネットで調べたら、「キラキラの防鳥テープは効果的」と
あった。金色のテープがあったから、縁側、玄関の天井の真ん中に吊ると、風に吹かれて
キラキラ。ツバメはヒサシから中に入らずUターンする。やっとこれで解決、と思いきや。

翌朝、梁と壁のビニールの重なりの三角の穴に、もうたっぷり土を入れている。夕方は
諦めるが、朝には別の一手を繰り出すツバメの執念に負けた。「巣街化共生」に変更、
ビニールの下を板で支えて援護する。ヘビ、カラス、アライグマとの戦いを、いざ再開だ。

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