余命、2~3年。(篆刻:メ)

2017221174222.jpg
長く使っていたメガネがどうも見づらい。草刈りで傷もついたので、メガネのMで
検眼して新しいレンズに替えたのだが。夜、信号の緑が四方ににじんで花びらの
ように見えた。外の信号も見ながら再検眼してレンズを替えてもらったが、信号は
三角ににじむ。新聞の文字にも濃淡がある。Mはメガネだけの問題ではないので
眼科で検診をという。眼科は「白内障(水晶体が白濁)になっているから2、3年後
に手術が必要だが、メガネレンズ自体は問題ない。眼球とレンズのズレなどでは」
と差し戻しの判断だった。その足でMに行って結果を伝え、さらに検討してもらった。

対応してくれた店員も、夜の信号のにじみに苦しんでいて、あれこれ試行している
という。夜の信号だけにこだわって矯正すると日常に支障がでるというので、多少の
にじみは我慢することにした。もうひとつの新聞の文字は最適距離が35cmと近すぎ
ていたので40cmに変えたら濃淡も消えた。メガネはそれで一件落着せざるをえない。

篆刻では100分の何ミリかの違いでも印象が変わるから、近々両用のメガネに加えて
2.5倍のヘッドルーペを使う。しかも注文篆刻を年に150個、展示会の作品約30個も
あるから、加齢と酷使のダブルダメージ。篆刻は片仮名のメだが、あと2~3年でメの
短い線はどんどん伸びて、ついには×になる。余メー2~3年というお粗末な一席です。

ページ上部へ