痛くても、ニッコリ。(篆刻:破顔一笑)

破顔一笑
この16日から18日は、野の花と遊ぶ花の会と楽篆堂、恒例の「三游会」だった。 このブログのために彫った作品もあり、いつもより裏打ち、額装も早く終わって、 準備万端だったが。35個の額を2階に上げたり降ろしたりで、背筋が痛くなった。 それが奥歯にきて、15日の夜、痛み出したが、鎮痛薬がない。薬草の本を見て、 ハコベがいいというから噛んでみたが効かない。痛さをこらえての初日になった。 さて、今回は10回目でもあるので、はじめてアンケートをお願いしてみた。 来場者は約800人、その1割の方がアンケートに答え、こんな感想をくださった。 「心に響く言葉があって、いつも心が洗われる」、「自由自在」、「発想の深さに感動」、 「言葉と字体が面白いほど合っている」、「いつも新しいコトバに出会えてうれしい」、 「字の意味をうまく形にしていて素晴らしい」、「新しい世界を発見した」等々・・・。 N展のような聞いたこともない言葉や見たこともない文字での独りよがりではなく、 いまの時代の篆刻を、という私の方向性を良とされた、と思っていいだろうか。 テーマの「山川草木」は「悉有佛性」を加えて軸にして床の間に掛けた。会場の 様子は、ホームページをご笑覧いただくとして。篆刻は、展示の中から「破顔一笑」。 痛止めを飲みながらも、うれしくも賑やかな、破顔千笑の3日間だった。
ページ上部へ