かえでの郷「ひらら」へ。(篆刻:ひらら)

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雛の節句の昨日、奈良県宇陀市古市場の「奈良かえでの郷《ひらら》」を訪ねた。去年
6月、初めて行ったときは色とりどりのかえでの葉が迎えてくれたが、いまは芽吹き前の
枝ばかり。矢野正善さんたちが寒さの中やっと整備し終えた名札でかろうじて1200種の
多彩さを推し量るしかなかったが。お訪ねしたのは、この篆刻をお渡しするため。愛称が
「ひらら」と決まったのを知って、多少のお役に立てばと彫り、カミサンがかえで柄の布で
袋もつくった。開園予定はこの4月28日だから、もう2ヶ月もないが、何かのヒントが
いただければと「東大寺門前・夢風ひろば」総支配人・林忠厚さんに同行をお願いした。

NPO法人「宇陀カエデの郷づくり」の理事長、事務局長にいろいろお話を伺ったのだが、
「開園だからといって身の丈を越えた集客をするよりも、地域の皆さんの知恵と力によって
地道に日本全国、さらには世界までファンを拡げたい」という方針に素直に賛同。林さん
からは懇意にしている奈良の情報誌に取材を勧めるという、うれしい応援もいただけた。

旧校舎はカフェ・物販、展示、近大農学部の研究室などのために改修が進行中。さすが
銘木の里だから真新しい木の香りも清々しい。忙しい手を止めて皆のためにコーヒーを
淹れてくださった矢野さんには申し訳なかったが。開園の日には出来るだけ多くの人と
一緒にお祝いに馳せ参じたい。もうひと踏ん張り頑張って、矢野さん! NPOの皆さん!

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