アライグマ、闖入す。(写真:爪痕)

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写真はアライグマの爪痕。家の外壁には何か所かあるが、これは家の中のもの。
母屋と離れの間の土間には庭に出る引き戸があるのだが、猫が出入りする穴を
開けている。私が寝る前にフタを締めるのだが、その夜はそろそろ締めようかと
思った頃、そこでゴトゴトと音がした。いちばん大きい(猫の)カモが入ったかと
行ったが、カモはいないのでフタを閉めて、母屋に行きかかったら、猫穴のあたりで
ガリガリという音。さてはアライグマを閉めこんでしまったかと思った時、胴の長さ
50センチもの大きなアライグマが足もとをすり抜け、母屋の座敷を駆けずり廻った。

どこにも出口がないので、また猫穴に戻って、ガリガリやる。追い込んで反撃され
たり、引っ掻かれたりしたら大怪我をするから、裏の戸を開けて逃げ道をつくった。
外の空気が入ったのを察知して飛び出ていき、爪痕の置き土産で一件落着したが。

カミサンは以前、ガレージの前でファミリーを見かけている。隣の空き地の朽ちた
プレハブ小屋に住んでいるらしい。屋根裏に住みつかれて、フンをされたり、子を
産んだりした話も聞くが、我が家は何とか水際で撃退している。イノシシ、サルは
珍しくないし、狭川地区内ではシカの食害も出はじめた。若者は出て行き人間は
減る一方で、有害動物だけが増え続ける。自然は豊かだけど、悩みも多いです。

 

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