洗熊城を攻める。(篆刻:攻)

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ツバメはもう来なくなったので、巣を取って6つの卵と一緒にダンダンの横に埋めた。
不細工なトゲトゲシートも外した。その後アライグマは出没しないけれど、居場所の
目星はついているから、そこを根こそぎにしなければ、と隣のOさんと話が一致した。

アライグマの棲み家らしい小屋はOさんの畑の下で、昔は人が住んでいたのだが
いまはジクという細い竹に囲まれて近寄ることも出来ない。そこに向うアライグマの
足跡もあったから、Oさんのミニ・ユンボの出番となった。細いとはいえ竹が密集して
いるから草刈り機ではラチがあかないが、さすが重機の威力はすごい。竹を根こそぎ
倒し、押しよけながら進んでいく。(アメリカも沖縄の森林をこうしてなぎ倒して滑走路を
造ったのだろう。) それでも2時間近くかかって、やっと小屋が見えた。小屋の回りは
排水が悪く湿っているので、竹は生えていない。しかし、重い重機はぬかるみに入ると
動けないから、私が小屋を調べに行く。重機の音に驚いて、アライグマのファミリーが
飛び出すのではとカメラも構えていたのだが。中は荒れ果てているが獣が棲んでいる
気配はまったくない。小屋を壊すつもりだったが重機が沈んだら大変なので、そのまま
撤退した。アライグマの城攻めは空振りに終わったが、ではどこに棲んでいるのか。

謎は残るが、もし追い出してもどこかの家の屋根裏にでも棲まれたら困るのだし・・・

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