真冬のダニ。(篆刻:大丈夫)

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まさか真冬にダニがいるとは思わなかったが。去年の12月、剪定したサザンカを
片付けて燃やした夜。風呂で体を洗ったとき、右のくるぶしの少し上で小指の爪の
半分ほどの肉がめくれていた。枝が当たった傷でも痛くないことはある。つまんだら
すぐ剥がれたが、それは血を吸って大きくなったダニだった。真冬の外の仕事だから
ズボン下をはいて、靴下も厚めだったが、どうしてもぐり込んだものか。ティッシュで
くるんで、翌日見れば、まだ生きているから、一応写真を撮ってから殺したのだが。

それから、もう8ヶ月以上。その部分がときどき痒くなる。患部をよけて、周囲を掻く
のだが、だんだん10円玉大になり、500円玉大へと大きくなった。最近は液が浸み
出してベタついたり、それが乾いてパリパリになったりする。9月に入ってもそんな
状態なので、いよいよ皮膚科に行った。先生は「そのダニが翌日も生きていたなら
口が体には残らなかったはず。無理に取ると口の一部が体内に残って、ダニも死ぬ。
患部を見るかぎりは単に湿疹が悪化しただけのようなので、塗り薬で治そう。皮膚が
正常になったら改めて検査する」という。処方されたステロイドは市販のものより少し
強いようで、塗って絆創膏を貼ったら、痒みもなく、皮膚も回復しつつある。大丈夫か
とも思うのだけれど、8ヶ月も痒みが続いたのは尋常ではない。やはりダニ恐るべし。

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