いつか、咲く。(篆刻:季至花自咲)

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個展なので、と待っていただいた注文篆刻が一段落したので、久しぶりに
小田和正の話。NHKの番組で彼が横浜・金沢文庫の出身で、中高校は山手の
聖光学院と知った。金沢文庫は結婚してアパートを借りた場所だし、その後
引越した山手で子供二人が聖光の幼稚園に通ったから、縁があると言えるかな?

ノーカット・インタビューで「ヒットを出し続けるプレッシャーはないか」の
答えは。「同じ感覚の人とつながればいいと思うから、焦らない」「何かをやる
人に、やりたいことを素直にやる人に、夢を追い続ける人のためには時は待って
くれる」50年間好きな音楽を創り、そのほとんどがヒット曲になったのだから、
その言葉は真実だろう。私のひとつ下だから、彼ももう70歳。まだまだ現役だ。

10月4~9日は奈良・五風舎での個展『石の詩(うた)』だった。6月にムカデに
刺され、パソコンの故障、プリンターのトラブル、個展直前にはハチに刺されて、
どこまで個展の準備を邪魔するか、厄年かとも思ったが、終わればうれしいこと
ばかりだった。花の会との共同展ではなく篆刻だけだったが、予想を超える盛況で
京都、神戸、三重、和歌山どころか東京からもわざわざ来てくださって感激した。
ほぼ40年、「身に媚骨無し」で、自分なりに「新しいのに懐かしい」篆刻を目指し
てきた。篆刻は新作の「季(とき)至れば花自ずから咲く」。咲きはじめたかな。

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