蔦屋(ツタヤ)へ、綱渡り。(篆刻:蔦)

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ありがたいご縁があって、枚方(ひらかた)T-SITEで、8月20日~26日まで、篆刻展
「言葉を、花に。」をさせていただくことになった。枚方はCCC創業の地で、蔦屋書店を
核に、床面積は代官山、湘南を抜いて最大。その4階イベントスペースをお借りする。

篆刻の額装、軸装、そして石そのものも販売するので、品番とバーコードが用意されて、
いつもとずいぶん勝手が違うけれど、9日に最終打ち合わせを終えて、いよいよ準備は
詰めに入る。篆刻を和紙に押した時期が猛暑で、印泥(肉)がべたついて手間取ったが、
なんとか裏打ちも出来上がって、それを額に収めるのだが。ここで思わぬ大問題が発生。

額縁は日本の業者がタイの工場で作っている。予定では楽々間に合うはずだったのだが、
コンテナを積んだ船が台風13号で港に接岸できない、台風が通りすぎると盆休みになり、
画材店に届くのが搬入前日の18日だという。裏打ちした印影は渡してあるし、窓を開ける
マット紙も決めてあるので、出来ることは全部済ませて、額が届いたら、即それを入れる。
夜中でもやります、と言ってくれている。搬入の19日に受け取って、その足でT-SITEに
向かうことになりそう。ただ、展示の準備は夜8時の閉店から、というのが、唯一の救い。
無事、20日の10時に開始できるか、綱渡り。蔦(つたかずら)が木にからまるのは吉祥と
されるらしいけれど、偶然8月20日は私の72歳の誕生日。ただただ吉祥を願うばかり。

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