⑨幼稚園を、借りたい。(篆刻:幼)

201984174944.jpg
旧幼稚園を記念館として借りるための、市への要望書。冒頭の「狭川地区の現状」。

①住民の減少と高齢化によるあきらめの蔓延
・狭川10町では、住民の減少と高齢化が進行し、外部からの流入はほとんどあり
ません。・「狭川の会」の農業実態調査でも、狭川の農業は10~15年で消滅する
のではないかと危惧される状況です。・秋の運動会では、転出した子ども、孫などが
驚くほど多く集まります。また、「狭川の会」が神社の秋祭りで行った「金魚すくい」は
2年目でかなりの転出した親子が来て、よろこんでくれました。・しかし、そんな彼らが
狭川に戻り、住んでくれる可能性はほとんどありません。何をしても無駄、狭川は静か
に滅んでいくだろう・・・皆がそう考え、あきらめているのが、ここ狭川の現状です。

②立地が不便、知名度がない、特産品もない
・狭川は市の北東部のドン詰まり、外から来るのはゴルフ客ばかり。・狭川といえば
「東大寺の狭川さん?」と答えるのは、ましな方。・柳生や月ケ瀬のような知名度も
特産品も無い。ほとんどが年金での農業で、田植えや稲刈も昔のような家族総出は
珍しく、ほとんどが一人での農機作業。先祖代々の土地だから辞められないのです。
それでも、他地区にある「共同で営農」という動きは、狭川ではみられません。

ページ上部へ