鷹を抱いた、夜。(篆刻:辛抱) 5年前の4月末、まだ肌寒い夜。犬の散歩の帰り、その鳥は道に落ちていた。 周りに、血が飛び散っている。暗闇で電線に激突したのか、どう見ても瀕死だった。 抱いて帰って、猫を避けて、離れにこもった。サシバという鷹の一種のようだ…続きを読む