鷹、空に揚がる。(篆刻:鷹揚) 疲れすぎて浅い眠りから醒めた朝。離れに行くと、毛布の中は空だった。 鷹は歩いてどこかにもぐり込んだか。いや、廊下の奥のかごの上にとまっていた。 首を後ろに向けて、しっかと私を見つめる。確かに、生き返ったのだ。 新鮮な空気…続きを読む