自らを、慎む。(篆刻:秋霜自慎)

秋霜自慎
この地区の駐在さんは、真面目だ。昨今は飲酒運転が厳しいので、奈良で 酒を飲む時は、バスに乗って出る人も多い。家がバス停から遠ければ、 車で県道まで出る。飲んだ帰り、タクシーで自分の車のところまで戻って、 さあ乗ろうとすると、そこに駐在さんが待ち構えていたりするのだという。 あまりに杓子定規という声に、駐在さんの答えは「この歳で、性格は直らない。」 私のせっかち(関西で、いらち)も、もう直らないだろうなあ。実は前回の「無常」は、 1回削除している。投稿直後にMにメールで、ブログに書いたことを伝えたが、 翌日になっても返事がない。メールのほぼ全文の無断借用への、無言の抗議か。 自分だって、そうされたら気持ちのいいものではないし、と考えて削除した。 その後に、Mからのメール。「ブログを早速見て、うれしかった」のだが。 「すぐ外出しなければならなかったので、そのままにした。ゆっくり読み直そうと 見たら、消えていた。復活してくれ。」という訳で、改めての投稿となったもの。 篆刻は「秋霜自慎」。佐藤一斎の『言志四録』で「春風接人」に続く言葉。 私は、春風のように自らを甘やかせ、秋の霜のように人に接しているが。 ブログに書く、と知らせてからでも遅くはなかった、と反省だけは猿でもする。
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