温泉で、笑う。(篆刻:笑)

201373173645.gif 3連休の真ん中の13日は、楽篆堂の新年会。といっても私とカミサンふたり、 車で30分ほどの温泉に行って、昼めしを食べただけだが。11月半ばの三游会で 注文をいただいた個人印が20点近く。45ミリ角から、縦13ミリの自然石まで、 ひとつひとつに袋を作るカミサンもひと仕事。年明けでも、という後半の方々の 為書に文香を添えて、郵送の準備が終わったので、お疲れさまの温泉となった。 ほとんどは個人のお名前だが、書の落款にという方が3人おいでだった。 お経に捺すお寺の名、蓮の花が好きなので「蓮」一文字、というご注文も。 「笑」の一文字を希望されたIさんは、出来れば早くというご希望だったので、 去年お送りしたのが、この印。すでにホームページでもご紹介済みだが、 ご丁寧にお礼のファックスを下さって、なぜ「笑」の印なのかが、解けた。 『長年働き続けて、定年になって、ホッとしたら”笑”えなくなりました。 私にとって”出会い”は宝物です。またひとつ宝物が増えました。 心をやわらげることを信じて使います。本当にありがとうございます。』 その人が生きていくための拠りどころになる言葉がある。その言葉を 印という形にする。それを喜んでいただける。それは、温泉のように心地よい。
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