顔は、温かいか。(篆刻:温顔)

温顔
去年の11月、『喜楽』という奈良のフリーマガジンの取材があった。 編集長のYさんは三游会に来てくださり2回目だが、カメラマンは初対面。 挨拶もそこそこに、いきなり庭での撮影。さて、どんな顔をしたらいいのやら。 その刷り上りが、きのうどっさりと宅配便で届いた。開いて、見て、驚いた。 目次の次の巻頭記事の、最初のページにどーんと私がのっている。 「ええっ、もう少しマシな写真はなかったのかなぁ」と思ったのだが。 カミサンは「いいのを選んでくれたじゃない」と言う。これでも、実物に比べたら、 ずいぶんいいんだって。まあ、それでも記事にしてくれること自体が ありがたいことだから、恥をしのんでホームページに載せさせていただいたが。 篆刻の「温顔」、ほっこりと温かい顔つき、というには、程遠い。 つい先日も、「ブログの写真は、ずいぶん前のものですね」と言われた。 2年半ほど前の写真で、カメラは気心の知れた編集ウーマン山下遊未ちゃん。 アホを言いながら何枚も撮って、ワイワイ言いながら皆で選んだのだけれど。 それにしても『喜楽』の写真は、目に力が無い。心が笑っていない。 それは、カメラマンの違いではない。私自身の大問題。
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