百野草荘の、新顔。(写真:銀蘭)

銀蘭
連休中は草刈に追われて、百野草荘の看板は彫りかけで放りっぱなしだった。 一応完成したので、咲き初めの紫蘭をバックに、このブログでは初の写真公開。 「快」の篆刻も入っているので、篆刻と雑文というルールには適っている。 さて、草刈途中の5月5日は子どもの日だというのに、朝から小雨模様。 これはいい骨休めと縁側の前の草を引いているところに、守田さんが見えた。 「二人静や白糸草がちょうど活け頃、花は人間の都合を待ってくれないから」と、 こちらからせっついたのだが。帰りしなに、隣の空き家の土手に咲いている藤が 欲しいとおっしゃる。手を伸ばせば自分で採れると言われたが、カミサンが 高枝バサミを持ってついて行き、私も用水路にそって土手の上を歩いて行った。 藤娘のような枝を積んだ守田さんの車を見送って、用水路にそって帰ったら・・・。 足元に白い花のようなもの。「これは、銀蘭じゃないか!」 カミサンを呼んで、 数えれば大小あわせて10本もある。井手上げの草刈後に伸びて花を咲かせたか。 初めて見た山野草、野に置きたいが、また刈られて絶えてはと、保護した。 かくして、百野草荘に新顔の参加。まさしく「守田蔵 花ごよみ」のお陰だから。 翌日守田さんに、いちばん大きく、姿のいいのをお届けしたことは言うまでもない。 ※お詫び:まことにお恥ずかしいことですが、 楽篆堂の勘違い・思い込み(7月29日の「恥」をご参照ください)で、 看板の篆書「草」が「暮(くれ)」になっていました。 看板の彫り直しには、少し時間がかかりますので、それまでギンランの写真で ご勘弁ねがいます。
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