畑で、ボチボチ。(篆刻:ボチボチ)

ボチボチ
猫の額のような畑に植えた3本のキュウリが、1日2、3本ずつ生りはじめた。 トマトも、うっすら赤くなりはじめた。ナスは、やっとプルーン程度になったが、 虫に食われながらも、大きくなろうとする意思は見える。今年は気まぐれにだが 肥料をやっているから、どれもまずまずの出来。ただ、それもこのまま放置すると 雑草に隠れて見えなくなりそうだから、応急処置で草刈機を動員した。 ここに越して来て、すぐに植えたトマトが、雑草に隠れて小さなスイカくらいに なってやっと気づいたのに比べれば、格段の進歩だ。以前、このブログで、 農薬会社の人の「農業こそ不自然の最たるもの。自然は農地を本来の姿に 戻そうとして虫や草を進出させる。だから農薬が必要なのだ」という話を 書いたが。我が猫の額も例外ではないけれど、除草剤だけは嫌ですね。 最近、日本の食料自給率が39%、各国が食料の輸出制限を強めて、このままでは 心配、という議論が多いが。こんな畑でも、キュウリやトマトが作れるのだから、 食料の輸入が止まっても、我が家は何とかなるだろうという、根拠のない自信が ある。いや、根拠が無いこともない。土こそ、人間の生きる根拠そのものだから。 篆刻は、「ボチボチ」。チビチビした畑でも、ボチボチやれば死にはしないだろう。
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