お尻に、春が。(篆刻:春)

春 きのう節分、きょうは立春。篆刻は、「春」。仲畑さんのTOTOウオッシュレットの 広告コピー「お尻だって、洗ってほしい」が真実ならば、私のお尻にも春が来た。 屋根の波板トタンがきれいになると、家の周りの犬走りが気になりはじめた。 樋の真下の縁石の内側が地面のままで、年季の入ったタンポポや宿根朝顔が 我が物顔。雨がかかるとぬかるむ。モノはついでと、犬走りのモルタル工事と トイレの水洗工事を引き続き頼んだ。仮設トイレの水道が凍って、バケツの水で 自分の○○○を流す貴重な経験もあったが、ついに我がトイレは水洗となった。 何でも自動の最新型はボケの原因と、故障のない定番のウオッシュレットにした。 アイデアに詰まると、私はトイレにしゃがむ。馬の鞍、枕、厠の上とはよく言った もので、案が浮かぶこともある。そんな時は、神経が過敏で、軽い便意もある。 温水シャワーを当てるのだが、便意に実態のないことが分かれば、すぐ止める。 温水で洗いすぎると肛門の粘膜が痛むと聞いたからだし、シャワーを当てないと 排泄できない癖がついても困る。その後も何となくしゃがみ続けるが、特に進展も ないから、立ち上がり、パンツをはく。あっと思って、パンツを下ろして、お尻を拭く。 はき替えるほどではないが、我がパンツは、春雨の後のごとく濡れてしまうのだ。
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