在るが、まま。(篆刻:在)

在 1月半ばから屋根、トイレの水洗、犬走りのモルタルと、工事が月末まで続いた。 家が小ぎれいになったら、いままで気にもしなかったあれこれが気になって、 センサーライトだ、庭の井戸用の蛇口増設だと、ちょこちょこ手を取られてしまった。 あと1ヵ月ほど、3月27日から三游会だというのに、作品がほとんど出来ていない。 お尻に火がついて、土日に急に作品を増産しかけたら、右腕が痛んで、無茶するな と苦情を言いはじめた。腕はすこし休めて、指を使って、久しぶりのブログです。 三游会は、篆刻は楽篆堂・田中快旺ひとりだが、「花の会」の皆さんはグループ。 その「花の会」が、今回はかなり自立的に企画構成をするという。ただ、花は、 やはり野にあるようにだし。いままで以上に、ひとり一人の個性が、あるがままに 形に表れるだろうと、テーマは「在るがまま」にした。篆刻は、その「在」。 在は、神聖を示す木の標識「才」と王などの身分を表す聖器である鉞(まさかり)の 「士」で、神聖の地、神の在る所を示す、結構な文字なのだが。私の場合は、 ちょっと屋根の工事があったりで、あんまり作品が出来ませんでした。これも、 私の在るがままでして・・・という言い訳、居直りの言葉になりそうで、恐いけど。 さぁ、この1週間で、どんな「在るがまま」が生まれるのか。自分でも、楽しみ。
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