日本人の、私。(篆刻:日)

日 このLINKにある『人生の芯・ヨガを通じた哲学日記』は、私の大学時代の友人 MK氏の素晴らしいブログなのだが。最新記事は、インドの3大哲学のうちの 「ヴェダーンタ哲学」。前回あまりにも難解だったので、もっと分かりやすくと頼み、 苦心の労作なのだが。「それでもすっと心に沁みてこないのは、私が日本人 だからではないか?」とコメントした直後に、クロネコメール便が東京から届いた。 京都の宇治に家族を残して、単身東京で頑張っている写真家・森善之さんが 編集責任の『JAPANGRAPH』という本。副題は「暮らしの中にある47の日本」。 滋賀01/47だから47冊を目指すのか。広告は、村田製作所と琵琶湖ホテルだけ。 森さんの写真・文のページを読んで、早速を電話した。案の定、仲間と自腹覚悟で 始めた挑戦。次号のために、いま同士がテント持参で岩手に行っているという。 でもね、だからね、すべての写真がじわじわじんじん沁みてくる。どの言葉もきんきん 響いてくる。森さん、こんなにいい文を書く人だったんだ、とうれしくなる。「経済の 情報にほんろうされる僕達の未来には、どんな暮らしを思い描くことができるのだろう。 その一つの道標が、湖のほとりの小さな町の日々の暮らしの中に、無造作に立て かけられてあるように思えた。」なんて、しびれるよ。やっぱり日本人です、私は。
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