自分は、自分を超えられるか。(篆刻:超)

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年越しになってしまった歯磨きの話。会社の場所が変わるその先々で、ちゃんと
歯医者に行って、虫歯を治し、ブリッジもあつらえ、歯石も取っていたはずなのだが。
定期的に行っていた奈良市内の歯科が消えたので行った、車で5分ほどの笠置の
歯科診療所で。初診でひと通りの検査をしてもらったら、歯周ポケットはかなり深いし、
その底には長年の歯石が隠れていたりで、抜本的にメンテナンスをやり直すことに。

その基本は、やはり毎日の歯磨きということで、まずは正しい歯磨きの練習から。
今までの歯医者では、一回も教えてくれなかったことが不思議。正しく磨かれると
売上に影響するからかと、勘ぐりたくなるほど。磨き方もさることながら、歯茎に
良いと思って使っていた塩歯磨きは気休めでフッ素入りの方がいい、歯ブラシの
硬さは普通ではなくやらかめを、とちょっとしたカルチャーショックの連続なのだ。

松の内も過ぎて遅ればせの、新年明けましてお芽出とうございます。篆刻「超」は
年賀状用で、「今年の自分は、去年の自分を超えられるか。」と書いた。この歳で
もう人格は変われっこないから、せめて篆刻で新境地をという意味もあるけれど。
60余年ちゃんと歯磨きしなかった自分が、曲りなりに朝晩5分ほどもう少し正しく
磨こうと集中する。それだって去年の自分を超えたのだと、今年も自分に甘い自分。

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