パソコンつながりの話になるけれど。私はケータイでメールはしない。一応念のため
アドレスを持ってはいるけれど。パソコンのメールで充分というか、それで精一杯。
パソコンのメールでは、多くの場合宛名を書き、最後に「田中快旺」と名前を入れる。
「楽篆堂:田中快旺」と書くことも多い。その篆刻作家である楽篆堂の名前のそばに
篆刻の印影がないのは、何だか物足りない、片手落ちのような気がしていた。
篆刻作家の私がそうしていないのだから、来たメールの名前に篆刻の印影など見た
ことがない。Windowsの文書作成ソフトWordで手紙を書くとき、たまに「快」の篆刻の
画像を入れることはあったけれど。メールに写真を添付することはあっても、メールの
文章の途中に画像をはさむなどという発想すらなかった。しかし、改めてメールソフト
Outlook Expressをみれば、文章に画像を挿入することはできる。だから名前と住所の
間に印影の画像を入れることもできる。上の篆刻は「田の中に中がある、田中」だが、
これを入れたメールを数人に送ってみた。反応は「思ってもみなかったが、面白い!」
さあ、次はネーミング。石を彫る篆刻ではなく、メール用の篆刻風デザインのはんこの
画像だから《メルはん》と命名。ひと文字を基本として、楽篆堂の通販HPで新発売を
開始した。興味のある方は、メールのサンプルも見られるwww.lucktendo.co.jpでどうぞ。