海が、震えた。(篆刻:震)

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さきほど、大阪の息子から携帯にメールが入った。「関西電力の電気を東北に送る
ので、家の不要な電気を消して節電・送電に協力して欲しい」との転送依頼だった。
すぐ不要の電気を消して、カミサンと二人で携帯アドレスの分かる範囲に送った。
(後に、これはチェーンメールと気づいた。内容がいかに善意であっても、チェーン
メールは大規模災害時に通信の大きな負荷をかけることになったと、反省した)

仙台の太白区に兄がいるが、昨日も今日も電話、携帯がつながらない。(繋がらない
原因のひとつが、自分が送ったチェーンメールだとは) NHKの安否情報に電話で
依頼し、携帯の伝言も登録したが、兄の方が登録していないので分からない。
NHK教育の安否情報では、太白区の人から「無事」がいくつも入っていたから、
大事はないと思うのだが。せめてと思い、アマゾンの通販で、水10リットルと
カセットボンベ3本×3を手配したが、配送網が復旧すれば、かなり早くに届くだろう。
(この注文は、その後配送不可能の通知がきて、キャンセル扱いになったが)

篆刻は「震」の元の字、「蜃」。こんな時に字源の解説もないのだが、蜃という貝が
揺れ動く形。三陸沖の海の中で、何かが大きく動いた。日本中で心が揺れている。
東北で、みんなの体が寒さと恐怖で震えている。亡くなった多くの方の冥福を祈る。
合掌

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