
2ヶ月ほど前、背中の左が痛かった。草刈りの後の背筋の痛みかと思ったのだが、
いつまでたっても軽い痛みが消えない。咳は出ないが、多少痰が増えた気がする。
ただよく見ても、血は混じってはいない。大学時代からタバコを喫い続け、いまでも
一日30本ほどだから、肺ガンになっても不思議ではない。ネットで「肺ガンの初期
症状」など検索すれば「骨に転移すると背中が痛む」などとある。はてさて、どうする。
奈良市からメタボ検診の通知が来ていたので、それを受けたついでに肺ガンの検査、
ということにした。メタボ検診は予約制で10月になるが、肺ガンの検査なら今日にも
できるという。採血、検尿、そして肺のレントゲンを撮る。小一時間待って結果が出た。
肺に加齢による細胞の損傷が少しあるが、異常はない。血液検査は、中性脂肪が
少し高いが、他はすべて正常値。尿はまったく問題なし。医者は「これで肺ガンはあり
えない。保険で禁煙治療もできますが」とのお言葉だったが、結構ですとお断りした。
さらに、メタボ検診は血液と尿検査で腹囲を計るだけというので、即キャンセルした。
それ以降、痰は出ないし、背中の痛みも気にならない。数年前のメタボ検診で医者は
「タバコを止めると太るでしょうから、続けては・・・」と信じられないようなことを言った。
篆刻は、迷いを払う明るい見通し・希望の「光明」。さて、この医者の言葉は光明か。