蝮(マムシ)に、噛まれる。(篆刻:蝮)

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蝮(マムシ)に噛まれたのは、5日前の夜。といっても、噛まれたのは子猫のタイだ。
前に書いたが、天真爛漫、怖いもの知らずで、毎日遅くまで夜遊びする。その夜も
11時近くに猫穴から帰ってきたが、右手に小さな傷があった。ふつうに歩いて私の
ベッドに行き、シーツの上でふたつの傷から薄い血のしずくをたらした。まさか蝮に
噛まれたのではとネットで調べると。蝮の毒は溶血性なので薄い血がしたたるとある。
ただ犬猫が蝮で死ぬことは滅多にないとあるし、夜も遅いので様子を見ることにした。

翌日はさすがにシンドイようで夕方近くまでひたすら寝ていたが、エサを食べたし、水も
飲んだので回復したかと、外に出した。その夜はまた11時頃帰ってきたが。雨が止んで
いるのに、首の回りだけが濡れている。タオルで拭きながら顔を見れば、左下のまぶたの
毛のないところに、また小さな傷があった。首輪も無くなっている。また蝮にやられたか!

手の腫れはひいたが頬が腫れて、今度もひたすら寝続ける。3回続けて噛まれたら、と
2日間は窓も締めて外に出さずに養生させた。今日はやっと食欲も出たし、目ヂカラも
あるから外に出したが、しばらく遊んで戻ってきて、休む。まだまだ完治ではないのだが、
峠は越えたと思う。それにしても、猫に蝮の毒の抗体があるとしても、その生命力には
驚く。自分の体の危機に運動量を最小限にしながら、耐えて再起する能力に敬服する。

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