私たちの若い頃は、プレゼンテーションを略す時、私はプレゼンと言ったがプレテと
言う人もいた。最近はどうやらプレゼンに定着したようで、NHK・Eテレの「スーパー
プレゼンテーション」でもそう言っている。さて、昨夜たまたま見た再放送の話だが。
ケリー・マクゴニカルという健康心理学者は「ストレスは身体に悪い」と教えていたが
それは正しくないことが分かった。前の年多くのストレスを経験した人の死亡リスクは
43%と高いけれど、それはその人がストレスは健康に悪いと思っている場合。多くの
ストレスを経験したが害とは思わない人達の死亡率は上がらず、死亡リスクは最も
低かった。ストレスがあっても、それが自分を勇気づけ、奮い立たせるものと考えれば
人は長生きできるというのだ。もうひとつは、オキシトシンというストレスで分泌される
ホルモンのこと。ハグした時に出るので「抱擁ホルモン」とも呼ばれるが、ストレス反応
で放出されると、人は誰かに助けを求めたくなり、気持ちを打ち明けたくなるという。
体にも作用して心臓の血管を守り、強くする。ストレスを有益と見ることで体は勇気の
状態になり、人の繋がりを求めることで回復力を得ることができる。ストレスは友達だ。
というのが彼女の結論なのだが、私はこう考えた。「やはり、タバコは害だと思いながら
喫うのが、いちばん身体に悪い。“今日も元気だ、タバコが美味い”と思えばいいんだ」