空気を編集、ジャパングラフ。(篆刻:編)

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READY FORは、クリエイティブな活動を支援する日本初のクラウドファウンディング。
ネットでプロジェクトを公開し、期間内に資金の目標を達成できたら、カードが決済され
支援が成立するというもの。カメラマンの森善之さんが責任編集する『ジャパングラフ』と
いう雑誌が、印刷資金200万円のため、これに参加した。知らせがあってすぐ貧者の
一灯を投じ、数人の知人にもメールで協力をお願いした。経過の通知では苦戦の様子、
ダメかと思ったが、ぎりぎりで成立となった。そして昨日送られてきたのは「05/47島根」。

「暮らしの中にある47の日本」で滋賀、岩手、愛媛、群馬に続く第5号。昨日のうちに
すべての写真を見、文章を読んだが。さて、この雑誌のキャッチコピーを頼まれたなら
どう書けばいいのか。ほとんどが車中泊の様子で、それなりに撮影や取材の交渉も
している気配はカメラマンが書いた文で知れるが、内容自体は実に淡々としたもの。
そこへ行って、出会ったもの、こと、人をケレン味なく綴っていく。写真はといえば、空、
雲、山、海、家、そして人、仕事、顔。今朝もパラパラとめくりながら、ふと気づいたのは、
これは島根の“空気”を紙上で再編集したものだ、ということ。そんな意味では本当に
ユニークな雑誌ではあるけれど、第6号は愛知で来年発行予定らしいけれど、いつに
なったら全47号が完結するものやら。とにかくドン・キホーテ森と仲間たち、頑張って!

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